A Film About Coffee 【上映作品のご案内】

Tochigi Coffee Town -Take Root- では夜の部のメインイベントとして19時頃から屋外に設置した10×5mサイズのスクリーンを使っての映画上映を行います。

今回上映する映画は『A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)』です。
© 2014 Avocados and Coconuts.

コーヒータウン栃木市で開催するイベントで上映するのに一番適している映画を考えた時真っ先に思い浮かんだのがこの映画でした。

作品の内容を簡単に説明すると『コーヒー豆はどのようにして育てられ、どのようにして消費者の口に届くのか?』を描いたドキュメンタリーです。コーヒーの業界には『From seed to cup』という言葉があり、特に味の評価が高い「スペシャルティコーヒー」においては seed(種) から cup(提供されるコーヒー) までのどこか一箇所でも適切な作業を怠るとそのコーヒーが持つ本来のポテンシャルを表現することができないと言われています。

この映画では生産者からコーヒーを提供する人間まで、コーヒーに携わる者の「本当においしいコーヒーを飲んでくれる方に届けたい」というまっすぐな思いが描かれています。

個人的には今はもうお店が存在しない「大坊珈琲店」の美しい所作がじっくりと見られるところがお気に入りです。

下の動画が『A Film About Coffee』の予告編です。スペシャルティコーヒーについて詳しく知ることができてセクシーという素敵な映画です。ぜひたくさんの方と一緒に鑑賞できれば幸せです。

【ストーリー】
アメリカ・ポートランドに拠点を置く「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」生豆バイヤーのダリン・ダニエルは、コーヒーの生産国、ルワンダの生産者たちと直接取引(ダイレクトトレード)を行っている。現地に何度も足を運び、生産工程や精製の方法を生産者たちと確認し共有しながら、年に何千回とカッピングというテイスティング作業を重ねる日々。より良いコーヒー豆を、より良い品質で届けることを追求しているのだ。

日本進出が話題になった「ブルーボトルコーヒー」創始者のジェームス・フリーマンは、自らのコーヒーの原体験とサイフォン・バーへの熱い思い、そして、日本の純喫茶への強い憧憬を語る。その中に登場するのは、2013年に多くのファンから惜しまれつつも閉店した、東京・表参道の『大坊珈琲店』。オーナーである大坊勝次がコーヒー1杯を淹れる一連の研ぎ澄まされた所作は美しく、今はなき名店の佇まいが再びスクリーンに立ち現れるようだ。

世界のコーヒーカルチャーを牽引するプロフェッショナルたちの熱き仕事ぶりと哲学を追い、新潮流の中核をなすスペシャルティコーヒーの現場を紐解いていく本作は、ブームにはとどまらない大きなコーヒー・ムーブメントの“今”を鮮やかに浮き彫りにしている。

【主な出演者(海外)】
「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」生豆バイヤー ダリン・ダニエル
「ハンサム・コーヒー・ロースターズ」共同オーナー/2010年世界バリスタ・チャンピオン マイケル・フィリップス
「ブルーボトルコーヒー」オーナー ジェームス・フリーマン
「カウンター・カルチャー・コーヒー」バリスタ/2012年全米バリスタ・チャンピオン ケイティ・カージュロ
「リチュアル・コーヒー・ロースターズ」オーナー アイリーン・ハッシ・リナルディ
「リチュアル・コーヒー・ロースターズ」バリスタ ケヴィン・ボーリン
「コアヴァ・コーヒー・ロースターズ」バリスタ デヴィン・チャップマン
「G&Bコーヒー」共同オーナー/2008年全米バリスタ・チャンピオン カイル・グランビル
「ラ・マルゾッコ」CEO ケント・バッケ

【主な出演者(東京)】
表参道「大坊珈琲店」(※2013年に閉店)オーナー 大坊勝次
下北沢「ベアポンド・エスプレッソ」オーナー 田中勝幸
表参道「オモテサンドウ・コーヒー」オーナー 國友栄一
代々木公園「リトルナップ コーヒースタンド」オーナー 濱田大介
富ヶ谷「フグレン・トウキョウ」オーナー 小島賢治

監督:ブランドン・ローパー
出演: ダリン・ダニエル(スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ)、マイケル・フィリップス(ハンサム・コーヒー・ロースターズ)、ジェームス・フリーマン(ブルーボトルコーヒー)、ケイティ・カージュロ(カウンター・カルチャー・コーヒー)、アイリーン・ハッシ・リナルディ(リチュアル・コーヒー・ロースターズ )、大坊勝次(大坊珈琲店) 、田中勝幸(ベアポンド・エスプレッソ)ほか

(2014 年 / アメリカ / 66 分 / 16:9 / デジタル)




2019-03-05 | Posted in お知らせ, 雑貨・ART・文化Comments Closed 

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